「路線価」「公示地価」「基準地価」と、地価にはいろいろあります。
これらの地価は基本的に 更地での参考価格 です。
「公示地価」とは、国家機関等により評価されている公的地価で、法律に基づき定期的に調査されています。
よく、毎年新聞で住所と土地の値段が発表されていますが、あれが公示価格です。
国の機関が年一回発表しているものですが、公示地価と実際に取引されている価格とは大きく乖離しているケースは多いです。
「基準地価」は、公示地価は国(の関係機関)が調査するのに対し、都道府県が調査を行い公表するものです。
対象は広く、公示地価で調査しないところまで調査します。
「路線価」は、実際に見てみるとわかりやすいのですが、ある道路に面した宅地の㎡単価は同じ、という考えかたです。
ただし、個々の敷地における価格は、その形状などに応じて補正されます。
「路線価」は、基本的に「相続税路線価」と「固定資産税路線価」の2種類があり、一般的に「相続税路線価」を言います。
なぜか税が出てきますが、実は路線価は国税庁が調査をしていて、「税金を取る評価基準をつくる」ために調査をしているということなんですね。
相続税路線価は、「相続税」や「贈与税」の算定基準となる土地評価額で、「公示地価」の8割程度が目安となります。
ただし、「固定資産税」の算出には、高い方の公示価格を使います。(さすが税務署ですね。。。)