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増上寺

 増上寺は徳川家の菩提寺であり、6人の徳川将軍が眠っています。2代徳川秀忠、6代徳川家宣、7代徳川家継、9代徳川家重、12代徳川家慶、14代徳川家茂。どちらかというと地味な存在の6人ですが、ほかにも公武合体の象徴として徳川家茂に降嫁した和宮の墓もあります。 

増上寺@芝公園4丁目

増上寺@芝公園4丁目

 増上寺に葬られている将軍を順番にならべると、6・7代の将軍が並んでいることに気付きます。両将軍の治世では学者の新井白石ががっちりかためて世に言う「正徳の治」とたたえられます。 

 新井白石はガチガチの儒学者なのですが、当時鎖国をしいていた日本に漂流してきたイタリア人宣教師の取り調べを担当したり、経済政策に成功したりするなど、その見識は高く評価されてよいでしょう。 

 そんな客観的な知性と理性のある新井白石も、敬愛してやまなかった主君・徳川家宣の葬儀のもようを、自叙伝『折たく柴の記』(岩波文庫、p.286)に神秘的な表現で描いています。悲しみがそれほど深さがうかがわれます。 

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 明治時代には廃仏毀釈の風潮が吹き荒れ、仏教寺院は大きな災禍にみまわれます。増上寺もその例外ではありませんでしたが、伊藤博文を檀徒に迎えるなどして僧侶達の貴重な学問の場として風浪をのりきります。 

 アジア太平洋戦争では空襲によって灰燼にきしますが、約35年の歳月をへて現在の姿によみがえりました。

参考リンク

浄土宗大本山 増上寺

所在地

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