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立会川・山内容堂公墓

山内容堂。これほど描きにくく演じにくい、脚本家と俳優を泣かせる人物はそうそういないでしょう。

清濁あわせのんだアクの強い老俳優が演じることが少なくないのですが、意外なことに46(47)歳と、若くして亡くなった人物です。 

坂本龍馬の生まれ育った土佐藩の藩主(殿様)です。

 

「土佐藩には武士階級でも、上士と下士には厳然とした身分差別があって……」とあたかも土佐藩の特殊事情だったかのような描かれ方をされますが、このような「身分差別」は、たとえば福沢諭吉の育った中津藩(大分県中津市)にもあって、福沢諭吉もいきどおっているところです。 

さて、幕末の土佐藩の動向を描こうとすれば、藩主の行動・言動に惑わされるように複雑です。

吉田東洋を用いて藩政改革で一気に藩勢をのばしたかと思えば、博学にして強力な集団を率いる武市半平太らには死罪を命じています。

このことによって、明治新政府に土佐藩出身の有力な政治家も軍人も官僚も送り込むことができなかった一因とする解釈も可能です。

 

長州の殿様の毛利敬親のように、家中の者がいうことを追認するばかりでいつも「よかろう」と言っていて「よかろう様」といっていたら幕末の荒波を逃れられた……わけでもありませんね。長州も薩摩も、欧米列強の猛攻撃をくらっています。

高知城下が欧米列強の大砲や過激派志士たちのテロや幕府軍の追討などによって火の海にされなかったのは、酒豪で知られた山内容堂のような複雑な言動と思考様式を必要としたのかもしれません。 

幕末・維新とは、生き残るのがかくも難しかった動乱の時代なのです。

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